よくわかるバッテリー何でも情報局

スパナ、レンチ、英語本来の意味からすると、両方の間に違いはないのですが、
日本では特に先端の開いたレンチをスパナというふうに呼んでいるのです。
両口が開いたものと、片方だけが開いたものがあり、その口の開きが一定なため、
締めたり緩めたりしたい目的のものと一致したサイズを選ぶことが強いられます。
そのためあまり使用頻度が高くないというのが事実なのです。

 

ボルトなどのサイズに左右されてしまうスパナ、いったいどんな種類のものがあるのでしょうか。
車の中には非常にたくさんのボルトやナットが使われています。
その中でも特にエンジン調整に活躍してくれるのが、タペットスパナと呼ばれるものです。
これには全長が比較的長く、薄型である特徴をもっています。

 

また電装部品など、小さなボルトやナットが使われている場合は、イグニッションスパナというものを利用します。
狭い空間で利用できるように工夫が施されています。

 

そして打撃スパナ。
よくスパナを使用している際にボルトがさび付いているなどといった理由で、
堅くてまわせないことがあります。
そこで見られる光景が、スパナを金槌などで叩くということ。
たしかに成功するのですが、ボルトやスパナに大きな負担をかけていますから、避けるようにしましょう。
しかしボルトが大きくて人の力だけでは対処できない場合がありますから、そんなときのために打撃スパナがあり、
これは叩いても大丈夫というわけなのです。

 

このようにまだまだ種類があるスパナ。
状況に合わせて適切なスパナ選びができるといいですね。



スパナの種類はどのくらいあるの?ブログ:21-3-07

昨年の夏のこと…

自宅近くの大きな公園で、
小学校六年になる双子の男の子たちが、
仲間たちとサッカーに興じていた。

やがて、双子の下の子から
「お父さん、レフェリーやって!」と声がかかり、
木陰のベンチにいたあたしは「おう」と重いこしを上げた。

その時、あたしは何の脈絡もなく、
あの日の出来事を、突然、思い出した。

四十年近くも前の夏の日…

男の子と同年齢だったあたしは、自転車で外へ出た。
いつもの遊び場とは違う、繁華街へ…

途中で仲間二人が合流し、
目的地では、さらに仲間が増えた。

そこへ、父親がやってきた。
行き先を母に聞き、列車で二駅分を先回りしたのだという。

そして、父親はみんなに言った。

「みんなあ、きょうはどうする? 
おじさんと一緒やったら、ゲームセンターも行けるで。
それか、冷たいもんでも飲むか?」

ところが、あたしは次の瞬間、
「お父ちゃん、帰ってや。きょうは僕らだけで遊ぶから帰って」
と言ったのである。

しばらく、問答が続いた。
戸惑う仲間たちをよそに、あたしは「帰って」と言い続け、
やがて父親は帰った。

夕方、自宅に戻ると、母に呼ばれた。
父親の姿はない。

「あんた、何を言うたの? お父ちゃん、泣きながら帰ってきたんやで…
あんなに悲しそうなお父ちゃんは見たことない」

反抗期の始まりだったのかもしれない。
自分たちだけの世界に大人が来ることがいやだったのかもしれない。

あたしは、あの夏の日の父親と同じ年齢になった。

サッカーに興じる子供たちを前に、
突然思い出した「父親が泣いた」という母の言葉。

あたしは急に悲しくなった。過去を悔やんだ。

そして「レフェリーやって!」という声の方に歩きながら、
あたしは不覚にも涙し、
子供たちがにじんで見えた。